はじめに(『羅須地人協会の終焉―その真実―』)

 上掲の澤里武治宛宮澤賢治書簡(昭和3年9月23日付)中の「演習」とは「陸軍大演習」のことだと判ったので、そのことを踏まえて友人と話し合ってみた。

 

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 このブログ〝hontounokenji’s blog〟の開設を記念して、拙著『このままでいいのですか 『校本宮澤賢治全集』の杜撰』に興味関心のある方に同書を

 ある時、恩師が、


    賢治はあまりにも聖人君子化され過ぎてしまって、実は私はいろいろなことを知っているのだが、そのようなことはおいそれとは喋れなくなってしまった。


と私たちの前で嘆きました。当時、宮澤賢治を最も尊敬していた私はショックでした。しかも、恩師は賢治の甥(妹シゲの長男)の岩田純蔵先生であったからなおさらにです。そうか、巷間云われている賢治をそのまま信じる訳にはいかないのか、と気付きました。
 そこで私は、この十数年ほどをかけて賢治のことを検証してきました。すると、「定説」や『校本宮澤賢治全集第十四巻』等においてさえも、これはおかしいぞと思われる事柄が少なからず見つかるのでした。

 そしてそのような事柄の中で私が特に問題にしているものが二つあり、少し調べてみただけでも〈悪女・高瀬露〉は濡れ衣であることが判るのに、それを賢治学界が放ってきたことがまず一つです。血縁以外の女性の中で賢治が最もお世話になった高瀬露がとんでもない〈悪女〉にされているという実態があり、これは人権問題だからです。
 もう一つが、「賢治終焉前日の農民との面談」の定説の杜撰さであり、

 小学校の国語の教科書で、賢治終焉前日の見知らぬ農民との長時間の面談をあたかも事実であるかの如くに今でも教えていますが、そのような事実は未だ検証されてはおりません。

 したがって、この教材で、自分の命まで犠牲にして農民のために尽くした「聖人君子の宮澤賢治」像を育む小学生が今でも少なからずいるでしょう(実際、私鈴木もその一人でした)から、純真な子どもたちを騙している虞れのあることをこのまま続けていっていいのですか。もう止めていただきたいということです。
 このような事柄などを、石井洋二郎氏の鳴らす、


  あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること


という警鐘を心懸けながら、非専門家である私が賢治の周辺を渉猟してみたことによりたどり着いた結果を一冊にまとめたものが拙著『このままでいいのですか 『校本宮澤賢治全集』の杜撰』です。

 

《お申し込み方法》
 この『このままでいいのですか『校本宮澤賢治全集』の杜撰』をご希望の方は、以下のような流れでお申し込みください。

スマートレター(210 円)をコンビニや郵便局窓口などでご購入いただき、宛先欄に「お客様のご住所とご氏名」をご記入ください。
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スマートレターを三つ折りにして、封筒(長三封筒がオススメ)にお入れください。
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その封筒に「〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11  鈴木守行」とご記入し、110円切手をお貼りの上、ご投函ください。
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投函していただきました封筒が鈴木守に届き次第、スマートレターに『このままでいいのですか『校本宮澤賢治全集』の杜撰』を同封して返送いたします。


 なお、この件につきましては出版元の録繙堂出版のHP

  ホーム - 録繙堂出版(案山子庵)

  このままでいいのですか 『校本宮澤賢治全集』の杜撰 - 録繙堂出版(案山子庵)

でもお知らせ、案内して頂いておりますのでどうぞご覧ください。

                                著者 鈴木守